相続税の非課税財産について

財産には課税資産と非課税財産がある

整然と建ち並ぶ墓標「相続税」を簡潔に説明すると、被相続人の財産をもらった時にかかる税金のことです。ここでいう財産とは、現金や預貯金だけではなく、家や土地、株券など、お金に換算できるすべてのものを指します。しかし、この税金がかからない「非課税財産」も存在しています。例えば、交通事故による損害賠償金は、これに当たり相続財産にはなりません。

非課税財産の種類について

 相続財産の中のお墓や仏壇などは、非課税財産となります。これらの財産は性質上、ご先祖様を敬うためのものであり、換金できる類のものではないという考えからです。よって、どんなに価値があるお墓や仏壇であっても、相続によって課税されることはありません。さらに、仏具や神様をお祀りする道具など日常礼拝しているものに関しても同様です。

寄付した財産も非課税となる

 相続財産を、国や地方公共団体、特定の公益法人などに寄附した場合にも、相続税はかからず、非課税財産となります。これらの団体に寄附したことによって、公益を目的とする事業に使われることが、確実だと考えられているためです。ただし、相続税の申告期限までに、国や地方公共団体、特定の公益法人などに寄附しなければいけません。

みなし財産という特殊な財産

 「みなし財産」にも非課税限度額が設けられています。みなし財産とは、被相続人の死亡を原因として、相続人がもらえる財産のことであり、その代表的なものが、死亡保険金と死亡退職金となります。生前は財産として持っていなかったけれども、亡くなった後にもらえる財産ということです。本来の「相続財産」に対して、「みなし財産」といいいます。死亡保険金と死亡退職金の双方ともに、非課税限度額は、「500万円×法定相続人の数」となっています。この非課税限度額を超えた分が相続財産となり、課税対象となるというわけです。